【子どもを苦しめてない?】この本を読んでムカついた親はマズイ。「バカとつき合うな」著 西野亮廣・堀江貴文
こんにちは。塾講師のとおるです。ぜひ保護者さまに読んで欲しい本に出会いました。
強烈なタイトルですが、これを読んだら絶対に子育てに大きなプラスになると思っています。
なぜなら、自分(親)がこの本に書いてある「バカ」になっていないか確認できるから。
待って!イラッといないで!閉じないで!
たくさんの子どもと関わった塾講師の私がこの本を薦める理由が2つあるんです。
気付かずにバカになっている・気付かずに子どもを苦しませている可能性
1つは、この本に書かれているバカは、今までの時代を普通生きてきたならば、気付かずになっている可能性があること。
2つ目は、私は塾講師で子どもたちと話していて感じるのですが、ほとんどの保護者は一生懸命子育てしているようで、子どもを苦しませている可能性があること。
「私は子どもを苦しませていない」
そう思っている方ほど、確認してほしいんです。読んでほしいんです。
もし実際読んで当てはまってなくても、この本は、本質はとても“優しい本”だから読んでほしい。ぜひお子様にも読ませてあげたい本だと思っています。その理由を少し書いていきます。
子どもは選択肢がなくて苦しんでいる
先ほど「子どもたちは苦しんでいる」書きましたが、何に苦しんでいるかというと、「将来について」。
「そんなん当たり前やん」と思うかもしれない。将来の夢なんて悩むものだと思うかもしれない。
以下は塾の定番のやりとりです。お子様の外での姿を見てください。
ぼくが生徒に「将来の夢は?」と聞くと、ほとんどの生徒は「まだないです」と答えます。
「んじゃ夢じゃなくてどうなりたい?」と聞き直すと、「普通に過ごせたらいいです」と答えます。
「んじゃ、普通に過ごすためにどうすればいいと思う?」と尋ねると、「勉強やるしかないと思います」とめっちゃ嫌な顔して言います。
勉強はぼくもめっちゃ大切だと思う。てか勉強って楽しいものだとも本当に思う。でも子どもは楽しいと思っていない。
「そりゃお前は塾講師だからな」と思うかもしれないけど、ぼくは子どもの頃は勉強大キライで、大人になってから勉強が好きになった。今の子どもたちと一緒。
なぜ、昔の僕も今の子どもたちも苦しそうなのか?
それは子どもたちにとって選択肢がそれしかないからだと思う。
勉強して、高校行って、大学行って、就職する。その選択肢しか持っていない。
もっというと、学校行って、ちゃんと先に着いて、授業真面目に聞いて、ノート写して、受験勉強して、それが偉いこと・良いことになっている。
え?それって悪いことなん?と思った方はこの本で世界が変わると思います。そして、そうやって子どもの選択肢をなくしてきたことに気付くと思います。
今の時代は、選択肢が広がっている。機械に仕事を取られていくこの時代、実は選択肢は広がっている。
そんな時代に、今まで通りの常識を子どもに押し付ける親は、常識を押し付けて子どもの選択肢をなくしている親は、この本の言葉を借りると“バカ”だと思う。
ごめんなさい。失礼なこと言っているかもしれないけど、本当に苦しんでいる子どもを何十人何百人見てきているから。
真面目に育てている親の子どもこそ苦しんでいるのを見ているから。
何度でも言います。この本を読んで欲しい。
バカかどうか確認して欲しい。世間のスピードを確認した欲しい。未来がどうなっていくか確認してほしい。
良いバカになれ
この本を書いたこの2人はめっちゃ優しいです。
前に進んでほしいと思ってこの本を書いています。その優しさに乗っかりましょう。子どもの未来を広げましょう。あなたの未来を広げましょう。
実はこの本はバカを否定する本ではなく、良いバカになれという本であること。
子どもの可能性を潰すバカではなく、良いバカになろう。
その良いバカとは何か。この本で確認してください。
塾講師として、子どもたちを愛する1人の大人として、この本を本当にお薦めします。
最後に
偉そうにバカと言って申し訳ありませんでした。